不動産価格が上がり過ぎると賃貸併用住宅の取得によるメリットが弱くなります。なぜなら不動産価格が上がっても、賃料というのは大きく動かない性質があるため、毎月の住宅ローンの返済額だけ上がり、家賃収入は変わらないという状況になってしまうためです。
なので経済状況が良くなるのはいいのですが、行き過ぎるのは良くないという事です。むしろ賃料は不況になっても下がりにくい事を考えると、ある程度の不況で不動産価格が安いぐらいの相場のほうが、賃貸併用住宅の取得には良い状況となります。不況になりすぎてサラリーマンとしての給料が大きく減り、住宅ローンが組めなくなっては意味がないですが。
なので不動産価格が下がる要因について、国内だけではなく海外も含めて注視していました。特に凄まじいバブルとなっていた中国の不動産相場については常に情報を集めています。そしてついにその中国の不動産バブル崩壊がハッキリと数字に出てきたようです。
【断末魔の中韓経済】中国不動産バブル崩壊へ 押しとどめる術はない…
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140903/frn1409031140001-n1.htm
主要70都市で新築住宅価格指数が対前月比で下落した都市が全体の9割を超えたとの事。ここからは価格が下がる一方でしょうね。
ただ、中国の不動産バブルが崩壊しても、日本の不動産価格が連動して下がるかどうかは判りません。むしろ中国に向かっていた投資マネーが一斉に引き揚げ、日本の不動産が新たな投資先として浮上する可能性もあります。
消費税10%化の動向もあるので不動産の価格下落リスクは豊富にある状態です。急いで物件は買わずに、じっと土地価格推移などを見ながら割安物件がないか探すのが良さそうです。