ではさっそく2つの視点からどんな内容を気を付けて考えていけば良いのか見ていきましょう。
自宅購入観点でのメリット
まずは家賃収入によって住宅ローンの負担を減らせる点が大きいです。賃貸需要があり土地の安い場所で安く建物を建てる事ができれば、住宅ローンと固定資産税をすべて家賃収入で支払うことも可能です。
また住宅ローンの負担が減るので、より便利な立地で自宅を取得する事が可能です。都心は不動産価格が非常に高いので、普通に自宅を買うと住宅ローンの返済が大きな負担になってしまいます。ところが家賃収入でローンの負担が減るので、都心の人気駅で徒歩5分の場所に毎月の住居費3万円で住む、なんて事が出来てしまいます。
また住宅ローンの元本返済部分の支払いは、土地と建物という資産への貯蓄をしている事と一緒です。毎月の住居費の負担が軽くなるうえに、どんどんと資産が大きくなっていくという事になります。不動産による資産運用の一種みたいなものです。
普通の自宅購入と同じように住宅ローン控除を遣ったり、住まい給付金を取得する事もできます。
不動産投資・賃貸経営観点でのメリット
やはり住宅ローンという超低金利で長期間の融資を使える点が最大のメリットです。最近の住宅ローンは本当に金利が低く、変動金利ならば0.539%~という状態です。一般的なサラリーマンが金利1%を切る条件で投資用不動産のローンを実行してもらうのはほぼ不可能です。
しかも住宅ローンは木造であっても最大35年と長期で組めるため、返済ができなくなるリスクは低いですし、手持ちの現金に余裕ができるため、他の投資物件を買うことも出来るし、ローンを繰り上げ返済をしてよりリスクを減らす、という様々な選択肢を取れることも大きいです。
また住宅ローンの場合は繰り上げ返済などの各種手数料が無料だったり安かったりするので、これだけでも数十万円の得になります。