古家解体中に珍しい残置物が出てきました
今日は運転免許証の書き換え以外で初めて警察署に行ってきました。なぜかと言うと、賃貸併用住宅を建てるために購入した土地の古家を解体していたところ、刃渡り20センチの小刀が出てきたためです。
銃刀法で所持が禁止されている刀剣類で、刀の定義は刃渡り15センチ以上なので、発見された時点ですぐに警察に届け出る必要があります。ところが解体をしていた現場担当者の方はオモチャだと思ったらしく、近隣に済んでいる方によく出来たオモチャとして渡してしまったようです。
小刀をもらった方はあまりにも精巧にできているため本物の可能性があると思い警察に持っていたところ、やはり本物の刀だということで警察が即時保管し、元々の小刀が出てきた土地の持ち主である私のところへ問い合わせが入った、という流れでした。
私は警察からの呼び出しを受け、近所の警察署に出向きました。警察署は免許の更新の時ぐらいしか行かず、建物の中に入るのは初めてだったので少し緊張しました。警察署内の受付に担当警察官の名前を伝えると、すぐにどの部屋へ行けばよいか丁寧に教えてくれました。雰囲気は役所と同じ感じです。
電話をくれた警察官の方と会うと、すぐに土地から出てきた小刀を見せてくれました。表面的にはボロボロで汚れており、本物の小刀とはとても思えません。写真を撮って良いか聞いてみましたが、やはりダメだということでした。
土地の古家を解体して刀が出てきたという話は警察官の方も初めて遭遇したと言っていましたので、10分程度は購入した土地についての目的や、古家の詳細、解体の経緯などを聞かれました。まさか購入した土地に刀が眠っているとは思いませんでしたが、いま思い返せば機関車のナンバープレートが壁に埋め込まれていたりと、ちょっと変わった古家でした。
警察官と話しているうちに、小刀は骨董品として売買されていることもあるらしいと知りましたが、刀の売買には刀に付随する登録証が必要らしく、出てきた刀は売買ができないとの事でした。
もしあなたも賃貸併用住宅を建てるために古家付きの土地を購入したときは、古家の中に珍しい残置物がないか見てみると面白いかもしれません。