一戸建ての売却を成功させる5つのパターン

家を売る時にはできるだけ高く売却したいと思うものですが、不動産を売りに出す時には立地や家の状況によって最善の方法というのは変わります。これはパートナーとして売却活動を共にしてくれる不動産会社をどう選ぶのかという事を意味します。

不動産というのは奥が深いため、不動産会社には得意不得意がハッキリと分かれています。都市部の空き家の価値を見極めてより高く買ってくれる人を見つけるのが得意な会社や、郊外にある一戸建てを欲しがっている客層と繋がりがある会社、収益物件として一戸建てを売却できる会社など、本当に様々な不動産会社があります。

そこで今回は売却しようとしている一戸建てを5つのパターンに分けて、どんな売却方法が良いのか整理しながら見ていきたいと思います。

都心部にある自宅として住んでいる一戸建ての場合


便利な立地に住んでいると今の環境が当たり前のものだと思ってしまいますが、その便利さというのはとても価値があり人気があるものだという事を認識することが大切です。都市部の一戸建てというのは住まいとして人気があるだけではありません。

リフォームして古民家レストランとして利用されたり、建て直して立派な一戸建てとして再販されたり、場所によってはビルに立て替えたりもできますので、都市部にある一戸建てというのはとても利用価値が高いので、当然売却できる価格も高くなります。

自宅として利用している事を考えると、都心部という立地を活かす選択肢は主に2つあります。賃貸併用住宅とするか、より高い価値を見出してくれる買い手に売却するか、の2つです。

都心部という立地の良さを活かして、かつ自宅としても利用を続けたい場合は賃貸併用住宅にして家賃収入を得ながら住み続けるのが一番確実な活用方法です。ハウスメーカーや建築事務所に相談をしたり、賃貸併用住宅に強い不動産会社に問合せをして、自宅の土地を活用方法を検討しましょう。新築で建て直すだけではなく、今の自宅をリフォームして一部を賃貸住宅とする方法もあります。

ただ現在の不動産価格の上昇を考えれば、売却をして大きな利益を手に入れてからじっくりと新しい家を探すほうが賢い選択と言えるでしょう。それぐらい今の不動産相場は高くなっており、売り時と言える状況にあります。

特に都心部の不動産は日本全国で上がっており、外国人投資家も円安により驚くような金額で不動産を買ってくれます。売りに出す時にはより高く買ってくれる買い手を知っている不動産会社を探すようにしてください。そのためには複数の不動産会社に売却の査定をお願いすることが必要です。

不動産の一括売却査定サービスを利用して、信用できてより高い売却査定金額をつけて売却活動を頑張ってくれる不動産会社を探しましょう。今の不動産市況の良さがいつまで続くかは誰にもわかりません。早めに行動を起こして確実に利益を残せるよう、意識を高く活動することをおススメします。

都心部にある空き家の一戸建ての場合


立地の良い場所にある一戸建てならば使い道は本当にたくさんあります。建物を壊して土地として売却するならば確実に需要がありますし、建物をキレイにリフォームして貸家として賃貸住宅にすることもできます。特に最寄り駅から近く、駅がそれなりに利用者が多ければ、シェアハウスとして転用してやれば高い家賃収入を得ることも可能です。

選択肢が広い分、それぞれの方法について検討を行わない限りは空き家のまま放置していくしかありませんので、まずは行動を始めることが大切です。リフォームして賃貸住宅やシェアハウスにするならば賃貸経営の知識が必要です。どうすれば家賃収入を最大化できるかしっかりとした本や教材で知識を高めていきましょう。

さらに昨今の不動産価格の上昇という事実を考えて、売却する事で大きな利益を狙うことも可能です。中古の一戸建てとして売るか、更地にして土地として売るかはプロである不動産会社に判断してもらうほうが良いですので、まずは一社に偏らず複数の不動産会社に売りたい一戸建ての売却価格査定をしてもらいましょう。

一社ずつ売却査定をしてもらうのは大変ですので、不動産の一括売却査定サービスを使って売ることができる価格も把握しておきましょう。多くの不動産会社に会うことで、信用のおける会社もわかるようになってきます。まずは問合せをすることから始めてみましょう。

地方・郊外にある自宅として住んでいる一戸建ての場合


自分が住んでいる一戸建ての場合、家がある地域については様々なことについて詳しく知っていますので、自然と不動産として需要のある場所や、住んでいる人々の年齢層、賑わいのある場所や通りなどを理解していると思います。

そうした今までの経験から、自宅が家として人気のある場所かどうか、買ってくれるならどんな買い手かが想像できるはずです。その状況と、日本の人口が減っていくことを合わせて考えて、将来性がよほど高くない限りは相場並みか、少し安めに売りに出すのが正解でしょう。

一戸建ての売却は焦ってしまうと買い手に付け込まれて値引き要求をされてしまいますので、よほどの理由がない限りは自宅として住み続けながら売却活動を続け、買い手が決まってから引越し先を考えるようにしましょう。

また自宅として利用している間ならば掃除や修繕も簡単に対応できますので、売りに出す一戸建てをできる限り良い状態で見せることが簡単にできます。つまり売却する一戸建ての価値をできる限り高い状態に保ちやすいという事が言えます。

そのためには家の価値をしっかりと把握して丁寧に売却活動を手助けしてくれる不動産会社を見つけることが重要になってきます。自分一人で方針もなく売却査定を依頼するのではなく、まずはインターネットでまとめて売却査定ができるサービスを利用し、自宅の売却が得意な複数の不動産会社に会ってみましょう。

自宅の価値がわかるパートナーを見つけて、焦らずに一戸建ての購入希望者にキレイに維持している家を見てもらうように売却活動を行っていって下さい。

地方・郊外にある空き家の一戸建ての場合


立地がよくないため土地としての価値もあまり見込めず、人が住んでいない家のため建物の手入れもできないような場合、相場より安く売って損失を出してでも早めに売却してしまうことをおススメします。特にこれからの日本は人口減少が進んでいくため、想像以上の速さで都市部以外の地域は衰退が進んでいきます。

もし一戸建てを貸家として賃貸することができても、土地が余っている郊外では次々に新しい賃貸物件がより便利な場所に作られていきますので、中長期的には苦戦することが明らかです。郊外にある空き家の一戸建てなんて買う人なんかいないと思いがちですが、家というのは1人でも買ってくれる人がいれば良いので、相場よりも少し安い価格でじっくり買い手を探せば大丈夫です。

最近は郊外にある一戸建てを安く購入して賃貸として貸し出すことで成功している不動産投資家がたくさんいますので、そういった投資家に買ってもらい、上手く一戸建てを活かしてもらえば良いと思います。

ただし親の家を相続したなどで土地勘があり、一戸建てのある地域の賃貸住宅の需要に詳しい場合は売却ではなく賃貸物件として再生させることも十分にできるでしょう。とは言え人口減少社会では郊外での賃貸経営は苦しくなる一方ですので、早めに売却するのが一番だと言えます。

地方・郊外の空き家の場合はできる限りお金をかけず、安めの価格で早めに売り抜けてしまうのが基本的な方針です。不動産の一括売却査定サービスを使って素早く売却活動に移行しましょう。

貸家にしていて家賃収入がある場合


現時点で人に貸している一戸建てで、家賃収入が問題なく毎月得られている場合は急いで売却する必要は全くありません。都市部であろうが郊外であろうが、不動産からの収入はかなり安定していますのでコツコツと収入を積み上げていくのが堅実な方法です。

ただし現在は不動産の相場がかなり上がってきている上に、円安による海外投資家の参入によって不動産投資はブームに近い状態になっていますので、収益物件として売りに出せばかなり高い価格で売れる可能性があります。

将来のことは予測できませんので、今のうちに売却をして利益を確保してしまうのも確実な選択肢です。投資用不動産に強い不動産会社はインターネット上の活動も活発ですので、不動産の一括売却サービスなどでまとめて査定依頼をすれば簡単に出会うことができるでしょう。

そうして売却可能な金額を知っておくことで、家賃収入をコツコツと手に入れるか、売却によりまとまった金額を手に入れるか、選択肢を持っておくようにしましょう。不動産相場というチャンスを活かすには、まず所有している不動産の売却価格を知ることが大切です。

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